しーなPの心情を考えると、わりとしんどい件


「何かが違うな」とは、思っていた。
「ちょっと攻めすぎだろう今回は」とも、思っていた。


要は、「まあ、音質は下げてくるだろうな」と予想していたわけで。


思い当たる節はある。
今回、ある種どこか投げやりで、ヤケクソな衝動があったのだと思う。
トップを走る(走らされる)故に、何かと標的にされやすかったこと。
だからといって、自分の人となりを偽ってまで、角の無いソツの無い人格を演じることが出来ない性格。
少しづつ、でもゴリゴリと心は疲弊し、あのような形で噴出したのではなかろうか、と思う。
きっと彼は、削除されてもされなくても、どちらでも良かったのだろう。


僕はもう、彼は帰ってこないような気がする。
そして、それは彼個人にとって、恐らく幸福なことなのだろう。
彼は、アイマス動画界を愛することに、疲弊していた。
自分を否定するもの達をも含めて、全てを愛せる人など、そうはいない。
彼が「そう」じゃないことを、誰が否定できるというのだろう?


アイドルマスターを使った動画を愛する人間は、見る方も作る方も、全て等しく「共犯者」である。
僕らは、とても寛大でシャレのわかるお釈迦様の掌の上で、遊ばせてもらっているにすぎない。
これは、後ろ暗い遊びなのだ。
この自覚だけは、ずっと持ち続けていかねばと、僕は思っている。