ネットラジオとポッドキャストって何が違うねんというお話


インターネット上で配信している音声番組は、すべからくネットラジオである。
そこにRSSによる配信やらが絡んでくると、ポッドキャストと呼ばれがちである。
「呼ばれがちである」だけであって、はっきりとした定義でもって使い分けている人は少ない。
(wikiによるポッドキャストの定義はコチラ)
配信者の気分次第で、どちらを名乗るのかが決められているのが現状だ。
要はあいまいなわけだが、それでもボンヤリと「ネットラジオ」と「ポッドキャスト」の境界線はあるように思える。
そこらへんの話がしたいわけです。



境界線その1 長いか、短いか


一本のファイルの再生時間が長いとネットラジオ。短いとポッドキャスト
こんな印象、ありません?
どこからが長くてどこからが短いかってーと人により様々でしょうが、おいどん的解釈ではそのラインは20分。



境界線その2 配信間隔が長いか、短いか


週に複数配信されるとポッドキャスト。週一〜不定期だとネットラジオ
例外多いけど、あるっちゃある。



境界線その3 関東か、関西か


これは無いな
二年前ならまだしも、今そういう概念は無い。



境界線その4 暗いか、明るいか


これはある。
暗いとネットラジオ、明るいとポッドキャスト
そもそも、
ネットラジオって暗いよねー。ポッドキャストって言葉、かっこいいからイメージ一新してこっちを使おうぜ!」
みたいなとこからポッドキャスト文化って始まったような印象すらある。
あ、少し文からルサンチマンが漏れた。



境界線その5 リスナーが厳しいか、優しいか


これもある。というか最近気付いた。
番組に対して、厳しい視線をもったリスナーが多いとネットラジオ
「応援してます!」みたいな雰囲気が強いとポッドキャスト



境界線その6 HPか、ブログか


HP文化の衰退、裏を返せばブログ文化の隆盛と共にこの概念は崩れつつある。
どちらがどちらかは、言うまでもなく。



境界線その7 作りこんでいるか、いないか


編集が凝ってるとポッドキャスト、あんまり凝ってないとネットラジオ
あるっちゃある。
が、配信側の技術力の向上と共に、編集に凝るのは当然という風潮が出てきた昨今、これも崩れつつある概念か。



こんなもんですかねえ。
こういう比較記事を書くといつも思うのだけど、全ての概念は複雑に絡んでいる。
例えば境界線1と7。
短いから凝れるわけだし、長いから凝る余裕がないとも言えるわけで。
でもまあ大体こんな基準でもって、配信側・受信側ともども「この番組はネットラジオだ、いやポッドキャストだ」なんて区別をしてるんじゃないかなーみたいな。
ということで、僕のぼんやりとした基準では以下の似た面白さの番組はこう分類される。


・「イス研ラジオ」はネットラジオであり、「Clip No.1」はポッドキャスト
・「独り言じゃねーよ」はネットラジオであり、「ぬぬ。ラジオ」はポッドキャスト
・「堀内商事のネットラジオ」はネットラジオであり(名前もそうだけど)、「ホリカワアワー」はポッドキャスト


うーん、あんまり上記の境界線、あてはまってないなあ
仕方ないっちゃ仕方ないんだけど。スタイルは千差万別多種多様なわけだし。


結論
なんとなくフィーリングで本当に適当に決めてたみたい。なんだこの無駄な時間。