友P、「すもい人」から「すわいい人」への変遷の歴史をたどる旅 -途中でばてた編・色々修正してやっと完成版-


さあやって参りました。
いつかやろう、いつかやろうと思っていたこの企画、アイマスMAD界のオンリーワン3Dモデラー、元すもい人、現すわいい人こと友P大研究ですイヤッホゥ!
どのような変遷をたどり、友Pはすもい人からすわいい人へと変わっていったのか?等、色々書きたい事はあるのですが、とりあえず勢いでGoだ!



友P一作目
Loitumaとかち(ネギだく)



*亜美のマシンガンネギ回しが炸裂する!しのげるか!

*やや画質が荒い感じ。腕が細い。作を重ねるにつれ、少しずつ太くなっていく点がポイント。


意外と知られていない感のある、友Pデビュー作です。
僕もずいぶん後から気付いたような記憶があります。
亜美の笑顔のカットはとても可愛らしく、今、全体を通して見るとそれほど「すもい」という印象は受けません。
それほど二作目「ハレ晴レとかち」の衝撃がすごかったということでしょうか。
ちなみに説明しておきますと、「すもい」とは「(技術は)すごい+きもい」という言葉を省略した造語であり、賛辞の意も込められてはいますが、初期友Pがある種色物Pとして見られていたということを象徴する言葉でもあります。
当時僕は、二作目「ハレ晴レとかち」の感想も含めて、こう思いました。
「いやいやいやいや、これは凄いって!オマエラ何言ってんだよ!たった一人の職人が、ある意味アイマス製作班に挑戦するという一大作品なんだぞ!‥‥ちょっとすもいけど
‥‥造語が秀逸すぎると、それが独り歩きするという典型なんだ、僕はすもいとかちっとも思ってませんでした、とはさすがに申し上げられないようです。
ちょっと思ってました、ちょとだけです、はい。



友Pニ作目
ハレ晴レとかち (完成)



*これで友Pの存在を知った方が多いはず。僕もそうでした。


「友P=すもい人」という図式が決定した、ある意味出世作がこの「ハレ晴れとかち」です。
一作目の亜美の全体図の写真と較べて欲しいのですが、腕が一回り太くなっている点を除いて、モデル的な変化自体は特に感じられないことを、ご理解していただけるでしょうか。
もちろんパッと見の話ですが。
腕の長さも変わってない、むしろ長くなってるとか言うなそこ
キャラ自体はそれほど変わっていないのに、どうして「ハレ晴れとかち」は一作目よりすもさが際立ってしまったのでしょうか。
これは、解像度があがり、また一作目に較べてとても激しく動く作品であることが原因だと思われます。
(と言いますか、一作目は動いてはいないわけで。回ってたりはしますが)
「ハレ晴レとかち」が醸し出すすもさの主な要因は、キャラ造形ではなく、その動きに大きく求められるべきなのです。
別の表現をすると、ちょっとだけすもいキャラの造形が、動きにより増幅されてしまったとも言えるでしょう。
3Dモデルを動かすことがどれほど難しいか、一二作目の比較から見えてくると思いますし、技術的に半端ないことをされているだけに、コメを見た当時の友Pの心境を考えると、心が痛むものがあります。
だがしかし、不屈の男友Pの挑戦は続きます。



友P三作目
アイマス絶望先生〜先生がプロデューサーさん〜



ここでがらっと印象を変え、さよなら絶望先生のエンディング「月下美人」の改変パロMADをもってこられました。
アニメのOP・EDの改変はMADの王道であり、それをさらっとこなされるあたり、友Pの基本技術の高さ・MADに対する知識・経験の深さがうかがわれます。
「すもくない」「二次元じゃ半端ねーな」等のコメからも読み取れるように、すもいという言葉が独り歩きし、友Pの技術力の半端なさが忘れられがちであった当時、視聴者の意識にある種の風を吹き込んだ作品であるといえましょう。



友P四作目
天使(てんち)



再び友Pは3Dへの挑戦の旅へと帰ってきました。
そしてこの作品は、「すもい」から「すわいい」への大いなる転換点となったものでもあります。
ちなみに「すわいい」とは「すごい+かわいい」を短縮した造語です。
少ないポリゴンでキャラを造形する練習作品とのことですが、手の込んでいる一作目、二作目よりも明らかに評判がいい四作目の「天使(てんち)」。
「かわいい」「癒された」等、多くのコメが指し示すように、友PのSDキャラの造形は普遍性をもって「かわいい」と言われるものだったのです。
友Pがこの感想を、「当たり前じゃん。このレベルならいつでも出来るぜ?大変なんだよ、大きい頭身で作るのって」と受け止めたのか、「そうか、俺のSDキャラって可愛いのか。あっちも可愛いと思うんだけどなあ」と受け止めたのかが全く読めないあたり、友Pの底知れない部分を感じざるを得ないわけなんですわたくし。
いやいや、冗談とかじゃ全然無くて。
ただ、今後六作目である「ワスレナとかち」以降続く「すわいい」SDキャラシリーズは、「すもい」と言われた一二作目で、友Pが血反吐を吐きながら(想像)得た経験・技術があってこそのものであり、そのことを忘れてはいけないのだということは、胸に深く刻まねばならないでしょう。
血反吐を吐いて友Pはここまで来たんだ!それは間違いない!(あくまで想像)



友P五作目
アイマス星の☆ふたご姫



*腕がまた一回り太くなり、ひじのぽっこり感も含めてすごく改善された印象。

*かわいい。文句なく「すわいい」。


3Dキャラのモデルにも調整が加えられ、立ち絵だけ見ればすもさはかなり減退しました。
というか普通に可愛いカットも多いです。
とてもよく動き、個人が趣味で行うものとしてこれ以上を求めるのは酷だろうという段階なのですが、やはりまだトータルとしての若干のすもさは否めません。
ローポリのSDキャラもはさみこまれているのですが、こちらの評判はすごくいい。
労力でいえば、明らかに前者の方が手間がかかっています。
こういうのって、製作者側からしたら、すごくつらいです。


僕は、次の六作目「ワスレナとかち」以降続く友PのSDキャラシリーズを、とても可愛いなあと楽しませてもらっている反面、やはり一抹の寂しさをどこかで感じていることも否定できません。
もちろんそれは、ローポリで作られる友PのSDキャラの可愛さを否定するものでは全く無く、むしろ適正として友Pの才能はそこにあり、これまでの挑戦はそこにいたる為の過程であったのだと考えているのですが、やはり、男の意地として、いつか友Pは頭身の長い「すわいい」亜美を僕らに見せてくれるのではないかと、期待を抱いてしまうのです。


友P六作目以降はコチラから
友Pのマイリスト


えー、ばててしまいましたので画像はないのですか、6〜9作目と続けて見ていただければ感じていただけます通り、SDキャラという武器を手に入れた友Pの進化は止まるところを知りません。
圧倒的にかわいく、どんどんすわいくなっているのです。
ただ僕は、これを「進化」と表現していいものかどうか、少し疑問を感じています。
四作目の「天使(てんち)」の部分で書いた疑問の焼き直しなのですが、友Pの持つ「かわいい」という感覚が、僕ら一般視聴者層の持つそれと元々同質のものだったのか、今猛烈な勢いで同質なものに変化しているのかがわからないからです。
後者ならそれは進化と表現すべきものだと思うのですが‥‥。
本当に読めません。どうなんだろう、どっちなんだろう。
常識的には前者だと思うのですが、何故か後者であって欲しいと思う私が確実に存在しています。
友Pには、そういう底知れない存在であって欲しいなあという願望の現われなのだと思います。
(どちらか全く読めないという点で、既に相当底知れない感はあるのですが)



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