「憑いてる」アイマスMADというものがありまして


「1分35秒付近をよく見てごらん‥‥ほら、見えるだろ?千早の背後に、半目の没個性な感じの霊が‥‥」
という事ではなくて、技術を超えた「何か」がのりうつっているアイマスMADが確かにある、というお話でして。
今日は、僕がそんな風に感じてしまう作品を、いくつかご紹介させて頂きたいなあと。



アイドルマスター キラメキラリ リハーサルver やよい
さあこの作品、何度目のご紹介かわかりませんが、「憑いてる」といえばやはりこれ。
MAの音源がラジオで公開される→ジェバンニが促販動画をこさえてくれました
という流れを作った記念碑的作品でもあり、今なおこれを越える「やよい愛」を感じさせる作品は出てきていない、と言えちゃうぐらいすごい作品です。
僕が思うところの、神アイマスMADの一つでもあります。
製作者であるしーなPは、上記リハーサルverをグレードアップした本番verが権利者削除にあった件や、「★アイドルマスター KOTOKO Princess Bride!」があらしの対象となり続けていた件など、色々あった影響からか一時モチベーションを下げてられた印象があったのですが、ここ最近UPされた「★アイドルマスター ユニフォーム765の可能性を真面目に検証する動画」という変態作品を見る限り、完全復活の日も近いなあと、こういう変態作品でそういう事を感じられてしまうアイマスMAD業界ってどうなんだろうなあと、嬉しかったり頭を抱えたりしてしまいます。
いいぞ、もっとやれ!(本音)
新生しーなPの、リハーサルverを超える「やよい愛」の結晶に期待大です。



★エレクトロ・ワールド 雪歩・伊織・やよい
製作者であるmmtsgzkwys氏が自ら削除されたため、現在ニコニコ動画で見ることはできない、はずなんですが、第三者による再UPがされているので、探せばまだ見れたりします。
(エンコミスで妙なことになってますが。YouTubeで探した方がいいかもしれません)
音源をアイドルマスター以外から持ってくるという、iM@SコラボPVの歴史を作った記念碑的作品ですし、権利者削除ではないので、MADという世界のフリーダムさから考えると、この再UPありかなあ?と感じる私。
もちろんmmtsgzkwys氏がそれを望んでいないのなら、削除される必要があるとは思うのですが。
(実はこの「iM@SコラボPVの始祖でもあり」という知識、どこかで見た受け売りなので実は自信無し。その前にも何かあったような気がしているのですが‥‥あれ?「★アイドルマスター Tunak M@ster 完全版 by 亜美@とかち」の元バージョンの方が早くないですか?誰か教えてください
まあ、ここらへんの難しい話は、アイマス動画考察サイトの金角銀角にお任せしてw、「憑いてる」話に参りましょう。
アイドルマスターPerfumeのコラボMADブームを作ったmmtsgzkwys氏の「エレクトロ・ワールド」ですが、これも憑いてました。
シンプルな作りで、今見返すと「ポジティブ」のダンスだけで構成されているという驚きの事実。
(自信度50%。ちょっと最近ノーマルPVを見て無さ過ぎです私。いけないわ!)
「ああ、アイマスPerfumeも両方本当に好きなんだろうなあ」
という愛がひしひし伝わってきまして、愛が技術や構成を凌駕して視聴者の心を打つ、という好例だと思います。
「憑いてる」という状態は、その多くが、ほとばしり過ぎる愛の結晶が妙なオーラになって作品全体を包み込んでいる状態なわけですが、それ以外のパターンも存在します。



アイドルマスター Perfume パーフェクトスター・パーフェクトスタイル PV風
mmtsgzkwys氏の「エレクトロ・ワールド」以降続く、アイドルマスターPerfumeのコラボ作品の一つとして、非常に有名なこの作品。
これに関して語るのは、結構難しいものがあります。
まず、上記二作品や、これ以降に語る作品から感じられるような、愛がほとばしり過ぎて波紋がオーヴァードライヴだぜウリィィィィィィ!
という印象は感じません。
もちろんそれは、わかむらPのアイマス愛を否定するという事ではなくて、上記ニ作品やこれ以降の作品に込められたアイマス愛が異常すぎるだけの話です。
(むしろわかむらPは、ここ最近の雪歩愛の異常さが際立っているわけですが)
では、何故この作品が「憑いてる」と感じるのか。
僕が思うに、この作品が、わかむらPにとってのアイマスMAD処女作であったという点に、その答えが求められるべきかなあと。
元々コードギアスの名作MADを数々生み出されていた職人さんなわけで、その技術は折り紙付きだったわかむらP。
そんな彼が、アイドルマスターという、3Dポリゴンで描かれているという常識の範疇を遥かに超えた、それこそ「憑いてる」としか思えないそのキャラの造形・動きに魅せられた瞬間の戦慄と興奮。
それがそのまま「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル PV風」に込められているのではないでしょうか。
要は、感動のオーヴァードライヴが「憑いている」のではないかなあと。
だいたいそんな感じ。うん、俺表現ホント下手ですな。はい次〜


追記
よし、ここで「あれ?変だな」と気付いた君!エライ!
こんなweb拍手が届いているぞ!

わかむらPにとってのアイマスMAD処女作は、PSPSではなくて、LOVE.EXEですよー
PSPSは二作目です。私の記憶が確かならば。

わかむらPの処女作は「LOVE.EXE PV風」!急いで修正して知らん顔推奨!

ハッハッハ!やっちまったぜコレ!
だがあれだ!修正すると一から書き直さないといけないぐらいのミスだ!だからもう修正しない!
(言い切った!)
あれー、じゃあどこから「憑いてる」がきてるんだろう?
うーん、誰か考察してくれ。(投げた!)


追記の追記

PSPSは前作が大したことねーなと言われ意気込んで作った物で詳しくはわかむらPのBlogに書いてあり
Web拍手の50文字制限できれちゃいました。愚民なさい)

読ませてもらってきた!
確かにそう書いておられましたです。
なるほどー。気合、気合の産物だったのですね。
でも、気合で「憑く」ってすごくないですか?
わかむらP自身も予想外の大ヒットだったみたいで、やはり人知を超えた何かが降りてきてる感があります。
気合+Perfume愛+アイマス愛のオーヴァードライヴなのかなあ‥
PerfumeアイマスのコラボMADを作ってる方のブログを見ると、根っからのPerfumeファンの人が本当に多くて驚きます。Perfum@sterに名作が多い理由はこれなんですね。なんかすごい納得しました)
でも、そう単純に愛のオーヴァードライヴではくくれない「憑きっぷり」を、この作品に感じるのもまた事実。
理由を求めるのが野暮だという気もしてきたですハイ。



アイドルマスター 「まかせて★スプラッシュ☆スター★」 春香・千早
もうこれホント大好き(´Д`;)
ともちゃんPはアイマスプリキュアのコラボMAD専門でずーっと頑張ってられる方なんですけど、その中でもこの「まかせて★スプラッシュ☆スター★」の憑いてる具合は半端じゃねーです。
技術面でも、原作を踏襲した衣装への変身とか、アピール場面での衣装違い合成とかすごいんですけど、この作品の一番の主眼はとにかく愛。
愛の洪水に押し流されそうでたまらんのです(´Д`;)
愛のオーヴァードライヴが「憑いてる」作品の中では、アイマスMAD一番かもしれません。
アイマスMADか?と言われると、僕の基準の中では、その一つ下の「超名作アイマスMAD」に分類される作品なんですけど、んなこたどうでもいい!
憑いてるから!明らかにこれに憑いてるから!愛が!愛が憑いてるんだよ!溢れんばかりのな!
すっごいじわじわ伸びてまして、気が付けば4万再生間近になってるあたり(二ヶ月前まで2万再生いってなかったはず)、本当に固定のファンに愛されてるなあと感じる作品です。
ヽ(*´∀`)ノ元気デルヨ!デルヨ!



アイドルマスター 隣に・・・ 三浦あずさ (MA07販促)Ver.Final
視聴者のアドバイスを受け入れ作り直すこと、なんと5回。
そういう意味で、ニコニコ動画の双方向性を強く感じさせる作品でもある、この「隣に・・・ 三浦あずさ (MA07販促)Ver.Final」なんですが、製作者である桃邪気Pの、いかにしてあずささんの名曲「隣に・・・」の魅力を最大限引き出すべきか?という執念が、見事に結晶化して「憑いてる」作品に仕上がっています。
ステージの途中でバックミュージックが途切れるというアクシデントの中、ひるまずにアカペラで歌い上げるあずささんの神々しさったらもう鳥肌ものでした。
促販動画として、音源を丸上げするのはタブーという風潮に対しての解決策としての演出ではあるのですが、それがかえって、あずささんがアイドルとして培ってきたものを感じさせるという、素晴らしいストーリー的な演出となっておりまして、すんげーの一言です。
この「隣に・・・」という曲、そもそも「憑いてる」名曲なんですが、桃邪気Pの執念がさらに「憑いてる」具合を加速させている感がありまして、二重の意味で「憑いてる」なあと感じざるを得ません。



さて、いくつか「憑いてる」作品をご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
もちろんこれは僕の主観的な感覚でありまして、「何であれが入ってないんだ!このフナムシ!」等のご意見もございましょうが、フナムシとはどういうことだ
じゃなくて、僕が思うに、愛なり感動なり執念なり、とにかく作り手のエモーショナルな部分を強く感じる作品、それこそが「憑いてる」と感じてしまうって事なのかなあと思う次第なのであります。
多分思い出せばまだまだありそうな予感はしているのですが、今回はこんなところで終わります。
みなさんが思う、「憑いてる」作品、よかったら教えてください。それでは〜。



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